ハンドルのブレといってもタイヤの辺摩耗やフレームの曲がりなどいろいろ原因になることがありますが、今回は私が過去に経験した立ち上がり時にアクセルを開けるとハンドルがぶれる原因とその直し方について書いていこうと思います。
この現象は大型バイクなどのパワーのあるバイクで起こりやすいです。
ワインディングなどでカーブを脱出時にアクセルを開けていくと思いますが、気温が高くタイヤが温まっていてトラクションのかかる状態ならば、さらにアクセルを気持ちよく開けれる状態になると思います。
私の場合、そんな時にハンドルのブレがおきていました。
最初は何故かがわからなかったのですが、そのうちに、トラクションがよくかかる状態でアクセルを開ける→リヤのサスペンションが沈み込みすぎる→その結果フロントが持ち上がり気味になる→フロントに荷重がかからなくなりふらふらになってハンドルがぶれる、という仮説を立てました。
それならばリヤのサスペンションのプリロードをかけ、減衰力を強くすればリヤが沈み込んでフロントが持ち上がり気味にならず、不安定にならないからハンドルがぶれないのではないかと思い実際にリヤのサスペンションのプリロードをかけ、減衰力を上げてみました。
結果
立ち上がり時のハンドルのブレが一気におさまりました。
仮説があっていたことが証明されました。
みなさんも、もしも立ち上がり時にハンドルのブレが発生するようであれば、ステアリングダンパーなどをつける前にリヤのプリロードを上げて減衰力をそれに合わせて強くしてみてください。それでも改善しきれない場合などにステアリングダンパーを考えてみてはどうでしょうか。
また、リヤを固めるということは、その分リヤ荷重が減ってトラクションがかかりにくくなるということを意味するので、プリロードの上げすぎには注意してください。
リヤを固めた状態だと、タイヤが限界を迎えてトラクションが抜けるときに一気に抜けていきます。
逆に柔らかい状態だとトラクションの抜け方もゆっくりです。
フロントのブレも抑えられて、リヤのトラクションの抜けた時もマイルドに抜けるように調整できるのが理想だと私は思っています。
また、タイヤのグリップ力を高い物に変えた場合、今までよりもトラクションがかかり、サスペンションが沈みますのでそういった場合はプリロードを上げて減衰力を高める方向にするといいと思います。
グリップ力が低い物に変えた場合はその逆です。
思えば、CB400SFに乗ってた頃は、エンジンのパワーがそこまでなかったので、ふにゃふにゃにへたったサスペンションでも全然苦労することがありませんでした。
大型バイクに乗ってアクセルをガバッと開けた時にタイヤが耐え切れなくなりトラクションの問題がでたり、今回のようにハンドルがぶれたりといろんな問題が発生するので、特にリッターオーバーの4気筒エンジンは大変だと思います。
今回のまとめ
立ち上がり時のハンドルのブレはプリロードを上げて減衰力を高めれば改善する
あまりやりすぎるとリヤのトラクションがかからなくなるので注意
ということで、今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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