GSX-S1000のプラグ交換をしたので手順を書いて行こうと思います。
NGKのプラグメーカーは二輪用のイリジウムプラグは3000km~5000kmで交換を推奨しているようです。
しかし私はそれだとあまりにも交換サイクルが早く手間もコストもかかるのでGSX-S1000のサービスマニュアルでは12000kmごとの交換を推奨しているようなので12000kmで交換しました。
そして今回は長寿命タイプのMoto DXというイリジウムプラグに交換しました。
今回買った時に一般のイリジウムプラグと値段もそこまで変わらなかったので長寿命タイプがおすすめです。
用意するもの
・ラチェットとソケットのセット
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・プラスドライバー
2番のサイズが必要です。
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・マイナスドライバー
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・ヘックスレンチ
ロングタイプのものが必要です。
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・プラグ
Moto DXプラグの場合、品番はCR9EDX-Sです。
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・プラグレンチ
プラグの穴が深く指ではとれないのでマグネットのタイプの物がおすすめです。
サイズは16mmです。
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・フューエルタンク ステー
タンクを持ち上げて作業するので必要です。
他の物でも代用可能ですが、作業中に外れてタンクを落とすと危険なので注意が必要です。
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・トルクレンチ
11Nmの小さなトルクが測れるトルクレンチが必要です。
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手順
リヤシートを外すとメインのシートを固定している六角のボルトがあるのでヘックスレンチで六角ボルトを外してシートを取る。
シートを外すとバッテリーが出てくるのでプラスドライバーまたはラチェットでマイナス端子を外す。
外した端子をバッテリーのマイナスと接触させないためにウエスなどでくるんでおくといいです。
ECUのコネクターを外す作業をするためあらかじめバッテリーのマイナス端子を外して電気が流れないようにしておきます。
サイドカバーを外す。
赤い矢印の部分を車体後方にスライドして外す仕組みになっています。
サイドカウルを外す。
上の矢印の部分は真ん中を押すと外れます。
真ん中の部分がマイナスドライバーでこじれるようになっているので、こじって真ん中を浮かせてから取り外します。
左側の矢印のボルトはすでに外してしまった写真ですが、この二か所のボルトを外す。
タンクの上のカウルを外し、キーシリンダーのカバーを外すと矢印の2本のボルトが出てきます。
このボルトを外すとタンクを上に持ち上げることが可能です。
フューエルタンクステーを使ってタンクを持ち上げた状態にします。
タンクを持ち上げるとECUとエアクリーナーボックスが出てきます。
エアクリーナーボックスの上にあるECUのコネクターを外しECUを取り外します。
エアクリーナーボックスの周りについているプラスのネジ10本を外します。
エアクリーナーボックスの上のゴムのカバーを取るとここにもプラスのネジが出てくるので外します。
この状態まで来るとエアクリーナーボックスを開けることが出来ます。
エアクリーナーボックスを開けるとエアクリーナーが出てきます。
今回の作業はプラグ交換ですが、エアクリーナーボックスを開ける作業もしているのでついでにエアクリーナーボックスの中の清掃やエアクリーナの汚れもチェックしておくといいです。
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私の場合は走行距離12000キロで多少エアクリーナーが汚れていましたが、掃除機で軽く汚れを吸い上げて再び使いました。
引き続きエアクリーナーボックスを取り外す作業をしていきます。
写真が撮り切れなかったのですが、エアクリーナーボックスの下側にはコネクターやブローバイホース、スロットルボディーを止めているバンドなど外すところが多くあります。
これらを外していきます。
スロットルボディーのバンドは外さずに緩めるだけで平気です。
取り外したエアクリーナーボックス下側
エアクリーナーボックスの下側を取り外したらようやくエンジンのヘッドが見えます。
プラグの取り外しまではあと少しです。
スロットルボディーのバタフライが閉じていたので今回はゴミが入らなそうなのでテープなどで穴をふさいでいません。
気になる場合は養生テープなどを貼ってふさいでください。
赤い矢印の黒いコネクターを抜いていきます。
黄色い矢印のビニールテープが巻いてあるコネクターは抜かなくて平気です。
コネクターが外れたらプラグキャップを外してマグネット付きのプラグレンチでプラグを外していきます。
他のブログの方も書いていましたが、このプラグキャップを抜く時かなり力がいりました。
力がかなり必要なのでプライヤーなどで掴んで抜いてしまいたくなりますが、プラスチックなので傷がつく恐れがあるのでできれば指でぐりぐりひねりながら抜いたほうがよさそうです。
本当に抜けそうにない場合は、柔らかい布などでプラグキャップを包んでその上からプライヤーで掴んで抜いたほうが傷がつきにくくなると思います。
プラグレンチに関しては、私はPCXの車載工具に入っているプラグレンチのサイズがぴったりだったので、そのプラグレンチで作業をしましたが、マグネットがついてなかったので緩めてからプラグを抜くことが出来ず、プラグを緩めた後にプラグキャップを再び差込みプラグにくっつけて抜きました。
マグネットがないプラグレンチの場合、再びプラグキャップを差込みプラグを抜くことが可能ですが、新たにプラグレンチを用意する場合はマグネット付きのプラグレンチのほうが作業がやりやすいです。
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抜き取ったプラグ
新品のプラグ
新品に比べ、抜き取ったプラグのほうが隙間が広いように見えます。
私の場合12000キロ走行でこのような状態になりました。
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新品のプラグを取り付けます。
締め付けトルクは11Nmです。
締め付けトルクが低いうえに、シリンダーヘッドのネジ山なので締めすぎてダメにすると大変なことになるのでトルクレンチを使うことをおすすめします。
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あとは逆の手順で戻して行ったら作業完了です。
プラグ交換の手順を書きましたが、このやり方を知ることによりエアクリーナーの交換も可能です。
この記事がプラグ交換やエアクリーナー交換の役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。