takarabako2’s blog

バイクのブログを書いています。乗ってる車種はGSX-S1000とPCX125です。

スクーターで上り坂の加速力を上げる方法

最近PCXで二人乗りで上り坂を登った時にもう少し力強く登ってほしいと思ったので、今日はスクーターで上り坂の加速力を上げる方法を書いて行こうと思います。

加速力を上げる方法は駆動系のチューニングになります。

駆動系のチューニングで加速力を上げると聞くと、多少知ってる人からすると、トルクカムやセンタースプリング、クラッチスプリングにウエイトローラー、いったい何を変えればいいんだろ、そんなにお金もかけたくないしと思う人におすすめなのが、ウエイトローラーを軽い物に交換することです。

 

 

ウエイトローラーを軽くすると何が起こるか

ウエイトローラーを軽くすることで変速を遅らせることが出来ます。変速を遅らせるということは同じ速度で高い回転数を使って走ることになるのでパワーが出ることになります。

MT車で言うところの一つギヤを下げて走る状態と同じような感じになります。

逆にウエイトローラーを重い物に交換すると低い回転数を使って走るので同じ速度でパワーが下がります。

MT車で言うところのシフトアップした時の状態と同じような感じになります。

 

どのくらい軽いウエイトローラーにするか

例えば私が乗っているPCX125の場合、ウエイトローラーは純正で18gのものが入っています。

これを14gのものに変えると明らかに加速力がよくなります。

上り坂を登ることが多い場合や二人乗りをすることが多い場合はウエイトローラーを14gにすると明らかに加速力がよくなるのでおすすめです。

 

メリット

先ほども書きましたが加速力がよくなり、上り坂や二人乗りをした時でも力強く走ってくれます。

 

デメリット

高い回転数を使って加速力がよくなった分燃費が悪くなります。

加速力と燃費はトレードオフの関係になります。

 

組み合わせでさらに調整可能

加速力はよくなったけど燃費が悪化して、加速力はここまで必要ないけど燃費を良くしたい場合などはウエイトローラーを組み合わせることによって新たにウエイトローラーを買わなくても調整することが出来ます。

私のバイクの場合ですと、純正で18gがついてますが、プーリーの中に18gのウエイトローラーが6個入っているので18g×6=108g

合計で108gになります。

それに対して新たに買ったウエイトローラーが14gだとします。

14g×6=84g

合計が84gになります。

純正の合計108gだと燃費はいいけど加速力がたりない、合計84gだと加速力はいいけど

燃費が悪化しすぎという場合に組み合わせで中間の合計g数にすることが出来ます。

やり方は簡単で、プーリーの中に入れるウエイトローラーを18gと14gを交互に入れるだけです。

それによってプーリーの中に18gが3個と14gが3個入ることになり18g×3+14g×3=96g

合計で96gになります。

純正の108gと新たに買ったウエイトローラーの84gの中間の96gにすることが可能です。

バイクの加速力は運転手の体重や二人乗りなどによって変わるので自分に合った調整にするといいと思います。

 

 

ウエイトローラーを交換するにはプーリーを外すため、インパクト又はユニバーサルプーリーホルダーが必要です。

車種によって商品が違います。

 

 

プーリーは駆動系の重要な部品なので締め付けにはトルクレンチで既定のトルクで締め付けることをおすすめします。

また、プーリーはベルトを挟んだ状態で組み込むのですが、ベルトがプーリーの中心部にあると、プーリーが奥までしっかり取り付けられないので取り付けの時にプーリーがカチっという音がなるまでしっかり奥まで入ってることを確認してからトルクレンチで既定のトルクで締め付けてください。

 

 

今回は上り坂などの中速域での加速力を上げる方法を書きましたが、発信時にすごく遅いスクーターの改善方法の記事も書いています。

発信時に前よりスクーターが遅くなった場合や、発信加速を今より速くしたい場合はこちらの記事を読んでみてください。

発信がすごく遅いスクーターの直し方 - takarabako2’s blog

 

今回の記事が役に立てば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。