PCX125のオイル交換をしたので手順を書いて行こうと思います。
PCX125のオイル交換時期は、初回1000キロ、その後は6000キロまたは一年ごととなってます。
しかし、私の場合は一回に乗る距離が短い、上り坂を走ることが多いなどの理由からシビアコンディションに該当します。
シビアコンディションの場合は3000キロごとの交換となります。
必要な物
・10w-30のオイル
スクーター専用のMB規格の物をおすすめします。私はホンダ純正のウルトラE1のオイルを使いました。
・ドレンワッシャー
サイズはM12です。
・ポイパック
廃油が少量なので一番小さい2.5Lサイズのもので十分です。
・ラチェット
柄の長さがそれなりにあったほうがいいです。
・エクステンション
・12mmソケット
・トルクレンチ
・オイルジョッキ
オイルが少量のため1L程度のもので平気です。
・パーツクリーナー
・ウエス
手順
オイル量の確認などがあるため、平らな場所にバイクを置いて作業しましょう。
1.エンジンをかけアイドリングを2分ほどしてオイルを温めます。
オイルを温めたほうが柔らかくなり抜きやすくなります。
2.オイルキャップを外す
オイルを抜いてからオイルキャップが緩まないなんてことになるとオイルを入れる事ができなくなるので必ずオイルを抜く前にオイルキャップが緩むことを確認しましょう。
また、オイルキャップを外すことでオイルを抜く時に上から空気が入るので抜きやすくなります。
3.ポイパックをセット
4.ドレンボルトを外す
ラチェットでドレンボルトを緩めるのですが、ドレンボルトがマフラーの奥にあるのでラチェットにエクステンションを取り付ける必要があります。エクステンションは短めのもので平気です。ドレンボルトのサイズは12mmなのでソケットのサイズは12mmを使います。
5.外したドレンボルトに新しいドレンワッシャーを取り付ける
ドレンボルトを外してオイルを抜いてる間に、ドレンボルトをパーツクリーナーで綺麗にしてドレンワッシャーを取り付けます。
この時、ドレンワッシャーには向きがあるので注意しましょう。
ドレンワッシャーの丸くなってる面がオイルパン側、平らになってる面がドレンボルト側です。
6.ドレンボルトの取り付け
トルクレンチでドレンボルトを取り付けます。
締め付けトルクは24Nmです。
※オイルパンはアルミでできているため、ドレンボルトを締め付けすぎるとオイルパンがダメになる可能性があるのでトルクレンチを使うことをおすすめします。
7.下回り清掃
オイルパン周りをパーツクリーナーとウエスを使ってしっかり清掃します。この時、しっかり清掃ができていないと、走ってる時に付着したオイルから煙が出ることがるのでしっかり清掃しましょう。
PCXはオイル交換でマフラーにもオイルがつくことがあるのでマフラーもオイルがついてないかしっかりチェックしましょう。
8.オイルを入れる
PCXはオイル交換時はオイル量が0.8Lです。
オイルジョッキに0.8Lオイルを入れ、オイルキャップを外したところからオイルを入れます。
9.オイル量確認
平坦な場所でバイクが垂直になってる状態でオイル量は確認します。
道路が斜めになっていたり、バイクが傾いてる状態では正確なオイル量が確認できないので注意しましょう。
オイルキャップの先端がオイルゲージになっているので、ウエスでオイルをふき取り、オイルキャップの差込口に差し、キャップを回さずにそのまま引き抜きます。
赤い矢印の網目になってるところの範囲内にオイルが来ていることを確認します。
この時、オイルゲージの表と裏でオイルがついてる場所が違いますが、一番低い所(先端側)を読みます。
オイルがゲージ内に入っていることを確認したら、オイルキャップを締めてエンジンをかけ、5秒程待って新油がエンジンに回ったら軽く空ぶかしをしてからエンジンを止めます。
オイルが落ちるまで30秒ほど待ってから、先ほどのやり方で再びオイル量を確認します。
オイルが完全に落ち切ってないのでエンジンをかける前にオイル量を確認した時より低い位置にオイルがつきますが正常です。この状態でゲージの網目の範囲内であればオイル量は適正です。
最後にオイルキャップを締めたらオイル交換作業は完了です。
あとはオイルチェンジランプがついてる場合は消して、ついてない場合もオイル交換後にリセットします。
オイルチェンジランプのリセット方法
1.メインキーをONにする。
2.メーター横のボタンを押して平均燃費計を表示する。
3.ボタンを長押しして、メインキーをOFFにして5秒以内にONにする。
以上で全ての作業完了です。